歯並びが悪いと見た目が悪いだけではなく、虫歯にかかりやすくなったり、様々な事に影響してきます。
矯正歯科とは悪い歯並びや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯並びにする歯科治療です。
しかし、きれいな歯並びにするために、歯を削って「差し歯」にすることは、基本的にはありません。
矯正装置を通じて、歯や顎の骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯並びと噛み合わせを治していきます。歯が不揃いだったり、上下の顎の歯並びがお互いにちゃんと噛み合わない状態を、専門的には「不正咬合」といいます。
矯正についてご不明な点や心配な点がある方はお気軽にお問い合わせください。
キレイな歯並びとは、全部の歯がしっかりと咬みあっている状態の事で、歯をかみ締めて上下の間にできる線を正中線といいます。
この正中線が一直線をさしていて、歯がそこを中心に左右対称にキレイにならんでいるのが良い歯並びとされています。
そして、上の前歯が下前歯にほんの少しだけかぶさっていると、歯とアゴのバランスも良いということになります。歯並びがいいと、相手に与える印象が大きく変わってきます。
また、それだけではなく歯並びは見た目だけではなく、人間の機能にもものすごく大切な要素なのです。
頭部X線規格写真(セファロ)は、頭蓋骨、顔の骨全体が撮影できる矯正歯科用の特別なレントゲンで、レントゲン撮影をしたあと、お顔を横から撮影した側頭部の写真を元に、矯正歯科医が分析します。
この分析をセファロ分析といい、矯正治療前の診断を始める際に必須となる資料です。
セファロ分析からは、顎の骨と歯、頭蓋骨と顔面のバランス、お顔のタイプの判断など総合的な症状の分析ができます。
また、治療中に好ましくない変化が起きた時に、治療前の写真と比較する事により、原因が特定し的確な対処ができます。
当院はモリタの歯科用CTを使用しております。
この歯科用CTを使用したデジタルセファロ撮影は従来のX線フィルム撮影よりもX線照射線量が1/10以下とかなり少なく、安心して撮影できます。